Lovable とは
Lovable(ラバブル)は、スウェーデンのストックホルムを拠点とする Lovable 社の、AI で Web アプリを作るサービスです。日本語で「こういう画面とデータがほしい」と伝えると、AI が画面・データ・処理を組み立て、公開まで進められます。プログラミング未経験の人も対象にしていて、業務担当者が、自分の業務に合わせた専用のアプリを試作し、運用できます。
どの程度使われているか
公表されている数字は、数えているものが違います。プロジェクト数、訪問の回数、利用している企業の割合を、混ぜずに並べます。
- 作られたプロジェクトは累計 7,000 万件超(2026 年 9 月 28 日の公式発表)。公開済みの完成アプリだけを数えた値ではありません。
- 新規プロジェクトは毎週 100 万件超(2026 年 6 月 3 日、Google Cloud との共同発表)。2025 年 12 月の発表は、毎日 10 万件超でした。
- Lovable で作られたアプリへの訪問は月 9 億回超(2026 年 8 月 12 日)。訪問の回数で、利用者の人数ではありません。
- Fortune 500 の約 3 分の 2 の企業で、従業員が利用(同日)。米国の売上高上位 500 社のうち、従業員が使っている会社の割合で、全社で導入した割合ではありません。
日本国内の利用者数や認知度は、公表された調査が見当たらないため、数字を示していません。
他のノーコード/開発ツールと何が違うのか
コードもブロックも触らず、自然言語の指示だけで画面・データ・処理が組み上がる
データ保存・ログイン・ファイル保存・アプリ内の AI・公開・解析が、同じ画面から設定できる(詳しくは第 5 章)
コードが生成され、GitHub などに同期して、後から別の開発者や開発会社に引き継げる
企業ではどう使われているか
Lovable の 2026 年 8 月の発表には、Adidas、NVIDIA、Deutsche Telekom といった企業の中で、チームが重要な業務のソフトを作ったり、合わなくなったツールを置き換えたりしている、という記述があります。ただし、この 3 社の個別の事例が紹介されているわけではなく、社名が挙げられているだけです。同じ発表には、Zendesk(社内の研修ツールやロードマップのアプリ)、Handshake(キャンペーン計画のツールなど)、Checkr(運用チームの確認作業の改善など)の担当者のコメントも載っています。
Deutsche Telekom MMS の 2026 年 9 月 4 日の発表では、Lovable 側の担当者が、1,000 人を大きく超える従業員がさまざまな部門で Lovable を使っていると述べています。これは Deutsche Telekom 側の集計ではなく、Lovable 側のコメントです。用途が具体的にわかる事例は、第 3 章で紹介します。
資金調達と、海外メディアの評価
2026 年 8 月 12 日、Lovable は評価額 133 億米ドル(約 2.1 兆円)で 4 億米ドル(約 630 億円)を調達したと発表しました。Menlo Ventures が主導し、EQT の Scaleup Europe Fund が共同で主導しています。円換算は 1 米ドル=158 円の概算(日本銀行 2026 年 10 月 19 日の東京市場 17 時の相場を参考)。評価額は売上ではなく、調達時の値です。
アメリカの TIME 誌が 2026 年 4 月に発表した「TIME100 Companies 2026」にも、Lovable が選ばれています。売上の順位とは別に、海外メディアの注目を示す例です。ツールを選ぶ際は、提供元が数年先も続くかも判断材料になります。
出典: Lovable 公式ブログ(2026-09-28)・Google Cloud・Lovable の共同発表(2026-06-03)・Lovable 公式ブログ「Series C」(2026-08-12)・Lovable 公式ブログ「Series B」(2025-12-18)・Deutsche Telekom MMS(2026-09-04)・TIME100 Companies 2026(2026-04-30)・日本銀行 外国為替相場(2026-10-19)(Nihonbashi AI Lab 最終確認 2026-10-21)。公表値は、各発表の時点のものです。最新は Lovable 公式ブログでご確認ください。
業務担当者が内製化できる 4 つの理由
「コードを書けない自分に、業務システムが作れるのか」— その不安に、Lovable は 4 つの形で応えます。各理由について、具体的な機能・解消する不安・指示の例の 3 つから解説します。
「やりたいこと」を日本語で伝えるだけで、画面とロジックが動き出す
日本語のチャットで指示すると、AI が画面・データ・処理を組み立てる。「計画(Plan)」で相談してから「実装(Build)」に進む使い方もできる
コードが分からないと開発はできない
「顧客管理ダッシュボードを作りたい。顧客 / 商談 / フォロー履歴の 3 テーブルで」と伝えると、画面・ロジック・データ構造の試作が動く状態で出てくる
データ保存もログインも、同じ画面から追加できる
Lovable Cloud(データベース・ログイン・ファイル保存・サーバー側の処理・アプリ内で使う AI)。設定は Lovable の管理画面で行う
サーバーやデータベース、ログインの仕組みを、何から契約すればよいのか
別々のサービスを組み合わせる場合は、データベース・ログイン・ファイル保存を、それぞれ契約して接続する必要があります。Lovable Cloud では同じ画面から有効にでき、その作業を減らせます。利用量はクレジットで計測されます
設計 / 実装 / 微修正を分けて進められる
全体の設計を AI と詰める「計画(Plan)」と、AI に実装させる「実装(Build)」を、切り替えて使える
いきなり実装に飛び込むのは怖い、段階を踏みたい
設計段階: 「データ構造をどうするか」を計画モードで相談 / 実装段階: 指示を出して作らせる / 修正段階: 動かしてみて、直したい点を言葉で伝える
修正のサイクルを、自分の手元で回せる
小さく切れば、「ここを変えたい」を短いサイクルで形にできる
業務は日々変わる、そのたびに開発会社へ頼むのは現実的でない
自分で試して、合わなければまた直す。修正の見積もりと発注を待つ前に、まず動くものを触りながら方向を確かめられる
作れる業務システムと、公開されている事例
この章は 2 つに分かれます。前半の業務システムの例は「こういう用途に向く」という Nihonbashi AI Lab の提案で、導入実績ではありません。後半は、公開された一次資料のある事例だけを、要約して載せています。
業務システム(用途の提案・6 例)
営業活動、商談履歴、フォロー漏れの可視化
→ 顧客・商談の表を、日本語の指示で作れる
注文書のデジタル化、ステータス管理
→ 通知メールは、自社ドメインからの送信機能(有料プラン)で実現できる
テンプレートからの生成、PDF 出力、送信履歴
→ 帳票の出力ロジックは、要件を伝えて作る
入出庫、棚卸、発注タイミングの自動アラート
→ 自社の在庫ルールに合わせた条件を、会話で設定
写真添付、テンプレ入力、進捗ダッシュボード
→ スマホの画面に合わせ、写真を添えて記録する画面を作れる
検索可能なマニュアル、属人化解消
→ アプリ内の AI 機能(要約・検索など)は、別の AI 契約や API キーなしで始められる(クレジットを消費)
Web サイト(4 例)
会社案内、採用、IR
キャンペーン / プロダクト
ユーザー投稿、フォーラム
商品 / カート / 決済。決済は内蔵決済か Shopify 連携。在庫・配送の管理は別に整える
公開されている事例(海外)
CFO と、コード経験のない倉庫運営責任者が、荷受け場の予約アプリ、小売向けの検査対応、商品検査の手順などを作成。倉庫運営責任者が最初の版を作り、2 人の開発者がセキュリティや外部システムとの接続を整えて本番で使える形にしています。同社は年 10 万ドル超の節約と説明しています。
財務・法務の責任者が、営業向けの顧客管理アプリを試作。3 時間で動く試作ができ、営業チームが使うようになり、既存の顧客管理サービスを置き換えたと同社は説明しています。
公開されている事例(日本)
従業員が ChatGPT で指示文を整理し、Lovable で駐車場の状況共有アプリを作成。担当者が「空き」「満車」を登録すると、業務チャットの Lark へ通知される仕組みを、山梨県が紹介しています。
Claude で要件を整理し、Lovable で日報アプリを実装・調整。日本語で修正を指示し、2026 年 1 月から社内で運用を始めたと、同社の記事で報告しています。
海外の 2 件は、Lovable が公開した顧客取材の要約で、数字は各社の説明です。日本の 2 件は、自治体と企業自身の記事の要約です。いずれも Nihonbashi AI Lab が独自に効果を検証したものではありません(最終確認 2026-10-21)。
使い始め方 + 業務翻訳術
最初の一歩は小さく始められます。ただし「業務に合うシステム」にするには、AI に渡す前の業務整理が結果を大きく左右します。
メール登録で始められる。無料プランは毎日 5 クレジット(月に最大 30)の範囲で試せる
1 枚 PRD (業務アプリ設計メモ) を使って、ユーザー / 業務フロー / 画面 / データ / 権限 / 例外を書き出してから AI に渡す
生成された画面を操作して、「ここを変えたい」と AI に指示。動くものを見ながら方向性確認
カスタムドメイン、Lovable バッジの削除、クレジットの繰り越しなどは有料プラン(Pro 以上)から。メール送信・内蔵決済も有料プランが条件
1 枚 PRD(業務アプリ設計メモ)
AI に「いい感じに作って」と言うと、業務に合わない画面ができます。先に下の 6 項目を書き出してから AI に渡すと、業務とのずれを減らせます。
誰が使うのか (管理者 / 一般 / 外部)
何から何へ進む流れ
一覧 / 詳細 / フォーム / 検索 / ダッシュボード
何を記録し、何を検索するか
誰が何をできるか
通常と違う場合の挙動
業務で使うときのプラン(2026 年 10 月 21 日に確認)
- 月のクレジット量を選ぶ方式。100 クレジットが $25、400 クレジットが $100
- カスタムドメイン・Lovable バッジの削除・クレジットの繰り越し
- ユーザー権限・メンバーごとのクレジット上限
- 同じく量を選ぶ方式。100 クレジットが $50、400 クレジットが $200
- SSO・チームのワークスペース・ワークスペース内の公開・セキュリティセンター
- 入力内容を学習に使わせない(Free・Pro は設定で無効化できる)
料金は米ドル建て・月払いの表示です(年払いは「2 か月分お得」と表示)。無料プランは毎日 5 クレジット(月に最大 30)。「クレジット」は、AI への依頼や Cloud・AI 機能などの利用量を測る単位で、メンバー数ではなく量で料金が決まります。Enterprise は個別見積もりです。円換算は為替で変わるため示していません。
作成から運用までの機能
アプリは、作るだけでは使い続けられません。データの保存、ログイン、公開、アクセスの確認、メール、決済などが必要になります。Lovable は、このうち多くを同じ管理画面から設定できます。ここでは 7 つの機能について、用途・必要なプラン・別途必要なもの・注意点を示します(Lovable の公式ドキュメントで 2026 年 10 月 21 日に確認。機能や料金は変わることがあるため、最新は公式ページでご確認ください)。
アプリを作って運用するための 7 つの機能
データ保存・ログイン・ファイル保存(Lovable Cloud)
- できること
- アプリのデータを保存するデータベース、利用者の登録とログイン、ファイルの置き場を、Lovable の内側に用意します。別のサービスを選んで契約・接続しなくても、同じ画面から動かせます。
- プランと条件
- 既定で有効。Free・Pro・Business には、毎月の Cloud 利用枠(20 クレジット)が含まれます。超えた分は、プランで購入したクレジットから差し引かれます。
- 別途必要なもの
- 外部サービスの契約は不要。データを置く地域(米州・欧州・アジア太平洋の 3 つ)を選び、有効にした後は変更できません。Supabase から Cloud への移行は、現在サポートされていません。
- 注意
- 機能があることと、作ったアプリが安全なことは別です。誰がどのデータを見られるか(権限)の設計は、アプリごとに必要です。
アプリに AI を組み込む(内蔵の AI 接続)
- できること
- 完成したアプリの中で、文章の要約、質問への回答、分類、画像や音声の生成、資料の検索などを使えるようにします。アプリを作るときに手伝ってくれる Lovable の AI とは別のものです。
- プランと条件
- 利用はクレジットを消費します。プランごとの条件は、Lovable の最新の案内で確認してください。ワークスペースごとの利用制限があります。
- 別途必要なもの
- AI の提供会社のアカウントや API キーを自分で用意する必要はありません(Lovable がプロジェクトごとの鍵を管理)。Perplexity・Firecrawl・ElevenLabs などは別の「コネクタ」で、各社との接続が必要です。
- 注意
- 回答の正確さや、扱ってよい情報の範囲は、アプリの作り手が決めます。消費量は使い方で変わるため、小さく試して確かめてください。
公開・ホスティング・更新・独自ドメイン
- できること
- 「公開」の操作で、HTTPS つきの URL(xxx.lovable.app)にアプリを公開します。直したら再公開して更新します。自社のドメインでも配信できます。
- プランと条件
- 公開は無料プランでもできます。公開範囲は、Free・Pro では「全体公開」と「招待のみ(1 プロジェクトにつき 10 人まで)」、Business 以上ではワークスペース内の公開なども選べます。独自ドメインは有料プランです。
- 別途必要なもの
- 独自ドメインは、DNS の設定(A レコードと確認用の TXT レコード)が必要です。反映には数時間から、長くて 72 時間かかります。Lovable でドメインを購入する方法もあり、購入代金はプランとは別に請求されます。
- 注意
- 公開されるのは、公開した時点の版だけです。直した後は、再公開が必要です。ホスティングや Cloud の実行は、クレジットを消費します。
アクセス解析
- できること
- 公開したアプリの訪問数、ページごとの閲覧、流入元(検索・SNS・広告・直接)を、公開後に自動で集計して表示します。
- プランと条件
- すべてのプランに含まれます。
- 別途必要なもの
- 設定は不要です。Google の検索データや広告の数字を見る場合は、各サービスとの連携が必要です。会員登録から購入までの段階ごとの分析には、PostHog などの専用ツールを連携します。
- 注意
- 「訪問」は 1 回の閲覧のまとまりで、人数ではありません。公開範囲を限ったアプリでは、一部のタブが表示されません。
独自ドメインからのメール送信
- できること
- 注文の確認、パスワードの再設定、招待などのメールを、自社のドメインから送ります。サインアップ確認など、認証メールのひな形が 6 種類用意されています。
- プランと条件
- 有料プランのみです。有料のワークスペースには、月 50,000 通の取引メールが含まれます(超過分はクレジットで計測)。1 時間あたりの送信数の上限が、プランごとにあります。
- 別途必要なもの
- 自社で所有するドメインと、DNS を設定できる権限が必要です(サブドメインに NS レコードを追加)。外部のメール配信サービスの契約や API キーは不要です。ドメイン全体のネームサーバーを置き換えてはいけません。
- 注意
- 「迷惑メールに入らない」ことは保証されません。新しいドメインは評判がなく、当初は届き方が変わることがあると、公式も説明しています。宣伝のメール(マーケティング)は対象外です。問い合わせフォームを作ることと、メールを届けることは、別の機能です。
内蔵決済(Paddle・Stripe)
- できること
- 単発の支払いと、月額などの継続課金を、アプリに追加します。商品に合わせて Lovable が候補を示し、設定とテストを手伝います。決済そのものは、Paddle または Stripe が行います。
- プランと条件
- 有料プラン(Pro 以上)が必要です。無料プランでは、自分の Stripe アカウントを接続する別の方式になります。
- 別途必要なもの
- 決済事業者ごとに、確認や手続きが必要です。Paddle は、本人・事業の確認、サイトの法務ページ、ドメインの審査があります。Stripe は、Lovable が作った試用のアカウントを自分の Stripe アカウントに引き取り、Stripe 側の登録を完了します。どちらも、公開前の確認を通るまで本番の決済は動きません。手数料は決済事業者の料金表に従い、Paddle は 1 取引ごとに 5% と 50 セント(100 ドル未満は一律 10%)です。Stripe は Stripe の公開料金に従い、Lovable の上乗せはないと説明されています。
- 注意
- 公開前に、決済事業者の確認と審査を通す必要があります。在庫の管理は含まれません。同じプロジェクトで使える内蔵の決済事業者は 1 社です。
Shopify 連携
- できること
- ネットショップを新しく作るか、すでにあるストアに接続します。販売の画面は Lovable で作り、決済・在庫・配送に関わる管理は Shopify が担当します。
- プランと条件
- Shopify のアカウントが必要です。Lovable 側のプランの条件は、Lovable の最新の案内で確認してください。
- 別途必要なもの
- 新しく作る場合は、まず開発用のストアが作られ、公開するには「引き取り」の手続きが必要です。30 日以内に引き取らないと、Shopify に削除されます。引き取り後は、Shopify の 120 日の無料期間を経て、Shopify の有料プランが必要になり、請求は Shopify から直接来ます。決済の有効化(本人確認を含む)も、Shopify 側の設定です。
- 注意
- Shopify の料金や設定は、Lovable の料金・機能には含まれません。物品を売る場合は、在庫と配送の運用まで含めて検討します。
混同しやすい 5 つの違い
Lovable のチャットで指示に答える AI は「作るための AI」です。要約や質問への回答をアプリの利用者に提供するのは、アプリの中に組み込む別の AI 機能で、利用量は別に計測されます。
データ保存・公開・解析・メール送信は Lovable の内蔵機能です。決済は Paddle・Stripe、ネットショップは Shopify という外部の事業者が行い、その事業者の審査や料金が別にあります。
フォームの画面は作れても、メールが相手の受信箱に届くかは別の話です。独自ドメインからの送信は有料プランの機能で、DNS の設定が要り、迷惑メールに入らないことは保証されません。
決済を受け付けることと、在庫を管理し、商品を届けることは別の仕事です。内蔵決済に在庫の管理は含まれません。物品の販売では、Shopify のような仕組みを使うか、運用を別に整えます。
画面が動くのは第一歩です。業務で使い続けるには、権限、データの構造、バックアップや変更の手順、障害時の対応を決める必要があります。
Claude Code・Codex との比べ方
Claude Code と Codex は、コードの修正や外部ツールの操作など、幅広い開発作業を行う AI エージェントで、どちらにもクラウド上で作業する仕組みがあります。そのため、公開できるのは Lovable だけ、とは言えません。使いやすさも、用途や体制で変わります。
ターミナル・IDE・デスクトップアプリ・ブラウザーで使える開発エージェント。ブラウザー版はクラウド上の隔離された環境で動き、GitHub のリポジトリで作業してブランチを push できます。公式の説明は、クラウド上でのコード作業と GitHub への反映が中心です。アプリの公開(ホスティング)・データベース・利用者向けのログインを標準で備える、という説明は、そのページにはありません。 公式ページ
クラウド環境で作業する開発エージェント。OpenAI の公式の作例には、データの保存(Cloudflare D1)、転送ヘッダによる利用者の識別、Sites での公開を指示する文章があります。ただし、ページに載っているのは作り手に与える指示文で、実際に動いた結果ではありません。 公式ページ
上の 7 つの機能を、同じ管理画面から有効にできます。必要な部品を一つずつ選んで接続する作業を減らせる、というのが違いです。 公式ページ
使いやすさは、用途・体制・慣れで変わります。この比較は公式に書かれた仕様を並べたもので、操作の難しさや完成度を測って比べたものではありません。Nihonbashi AI Lab は、Lovable と Claude Code・Codex を目的に合わせて組み合わせています。
Lovable のセキュリティと、作るアプリの安全性は別
公式ドキュメントの概要ページに、認証・標準として上の項目が挙げられています(Lovable の Security ページでは、SOC 2 と GDPR の要件に対応し、企業向けの審査資料を提供する、という表現です)。いずれも Lovable プラットフォーム側の話です。個別に作る業務アプリの安全性は、扱うデータ、権限の設計、公開範囲、テスト、運用のレビューで決まります。個人情報・顧客情報・基幹業務を扱う場合は、公開前に専門家のレビューをおすすめします。
統制要件が厳しい場合は、上位のプランがある
SSO は Business から、ユーザーの自動管理(SCIM)と監査ログは Enterprise で提供されます。Enterprise の料金は公開されておらず、個別見積もりです。
Okta、Azure AD、Google などの ID 基盤と接続(Business 以上)
入退社に合わせたアカウントの自動発行・自動停止(Enterprise)
操作の記録を残す機能(Enterprise)
Business・Enterprise のデータはモデルの学習に使われない。Free・Pro は、アカウント設定で無効にできる
自分でやる vs Nihonbashi AI Lab に頼む
Lovable は強力ですが、すべての場面で「自分だけで完結できる」わけではありません。試作品が動くことと、業務で継続して使えることは別です。判断軸と、Lovable 単独で陥りがちな失敗パターンを整理します。
判断軸
- IT に抵抗のないチームがいる
- 軽めの社内ツール (申請承認等)
- 試行錯誤の時間が取れる
- 大きな失敗が許容される範囲
- まず 1 つやってみたい
- 業務担当者がコード未経験
- 既存システムとの連携が必要
- 急ぎ立ち上げが必要
- 統制要件 (SSO / 監査) あり
- 5 人以上で運用予定
Lovable 単独でつまずく 5 失敗パターン
業務整理せず「いい感じに作って」と言うと、自分の業務と違う方向に進む
「ここにも入力欄が欲しい」を繰り返すと、データ項目が増えすぎて運用不能に
行ごとのアクセス制御(RLS)の設定が足りないと、意図しない人にデータが見えることがある
小さく始めず最初から多機能にすると、後の修正で互いに干渉して進めなくなる
気軽に戻す前に、コードとデータベースの状態が合っているかを確認する。合わないまま進むと、復旧が難しくなることがある
Nihonbashi AI Lab に伴走支援を頼む場合の進め方
ご自身でやるには負担が大きい / 統制要件がある / 急ぎ立ち上げが必要な場合は、私たちが 5 つのステップで伴走します。
目的・体制・使いたい場面を一緒に整理します
権限・データ・運用のルールを決めます
対象業務と進め方を決めます
週次で手を動かしながら進めます
テンプレート化と引き継ぎまで
次の一歩を選ぶ
あなたの状況に合わせて、3 つの選択肢があります。
無料プランで 1 つ作ってみる。合えば、そのまま有料プランへ
業務をどう Lovable に伝えるかを、専門家と整理する(Nihonbashi AI Lab への相談)
内製化支援を頼む場合の概算を 5 分で AI 算出
公式パートナー制度と支援先の選び方
Lovable には公式のパートナー制度があります。導入を誰かに手伝ってもらうつもりなら、制度の形を知っておくだけで、相手の立ち位置を具体的に確かめられます。
制度には 4 つの段階がある
Lovable の Solution Partner 制度は 4 段階で構成されています。上の段階ほど、導入実績と Lovable 側からの位置づけが強くなります。
プログラムに参加登録した、最初の段階
認定(certification)を取得し、公開ディレクトリに掲載される段階
企業向けの契約の実績などが条件になる、上位の段階
最上位の段階。戦略的なパートナーとして位置づけられる
支援先を選ぶときに確認できる 3 点
上の 4 段階のどれに当たるかは、その会社に聞けば分かります。段階が上がるほど求められる実績も重くなります
Lovable を業務で使っていることと、制度上の認定を受けていることは別です。制度の話が通じるかどうか自体が一つの判断材料になります
Lovable で画面を作ること自体は速い。差が出るのは権限・データ構造・運用設計の部分です
Lovable は公開のパートナー一覧も運営していますが、掲載は認定に伴うもので、制度に参加していても掲載されていない場合があります。また、掲載情報は各社の自己申告で、Lovable は正確性を保証せず、特定の会社を推薦するものでもないと注記されています。掲載の有無だけで判断せず、上の 3 点で確かめるのが確実です。
私たちの立ち位置
Nihonbashi AI Lab は Lovable Labs Inc. とは独立した事業者で、このページの解説は Lovable の公式プログラムではありません。日本語で業務を整理するところから、権限・データ構造・運用設計まで含めて伴走します。上の 3 点は、私たちに限らずどの支援先を検討する場合にも使える確認方法です。
Lovable 公式のパートナー制度を見る出典: Lovable 公式「Solution partners」・Lovable 公式「Lovable Experts」(Nihonbashi AI Lab 最終確認 2026-10-21)

